参加作品一覧


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海童がいる海

今年も、梅雨が終わり夏がやってきた……。
この時期にこの島では、祭りが行われる。
その日は遊泳は禁止されているのだが……。
主人公が思い出す、五十年前の友人に起こった水難事件。
それは、島の海に隠された神の祟りと昔から続く祭りの意味。
そして、現在に蘇るあの日の出来事。
実際にある伝説と現在も行われている祭り、そこから紡ぎ出される怖い話。
ホラー初心者の作者が書く駄文ですが……。
皆さんに読んでもらえたら光栄です。

小説情報 短編 怖い:10 ID:224014戸荻 春樹

登校日は二度と来ない

 まだ残暑の厳しい夏の真夜中、わたしは目を覚ました。
 明日は久々の登校日、わたしにとっては数か月ぶりの登校。
 なのにまったく眠れない、まとわりつくような熱気が睡眠の邪魔をする。
 汗も不安な感情も流すため、わたしは風呂場でシャワーを浴びることに。
 両親も近所の人たちも寝静まった時間、幽霊や怪談とは違う、気味の悪い体験がわたしの記憶を蘇らせる。
 わたしが学校へ行かなくなった理由。父さんと気まずくなったのはどうしてだっけ。
 すすり泣くような声の正体は?

深夜 シャワー

小説情報 短編 怖い:31 ID:381857ありとキリキズ

倩兮女の戯

皆様にも一つ二つは恐怖するものが有るのでしょう。
私には恐怖を感じるものが幾つかございます。
一つは自然の中に人工的に造られた巨大な建造物です。例えば大草原の中にある巨大な風車であったり、田畑の中にある巨大な鉄塔などは、それはもうとてつもなく不安といいますか恐怖します。自分より大きなものを恐れるのは本能的恐怖なのかもしれません。
もう一つは、許可なく私の領域に入ってくるものです。例えば知らぬ間に自分の衣服に百足が這っておりそれに気付いた瞬間、私は卒倒することに相違ないでしょう。
が、私の尤も恐怖するものは外に有るのです。
それは――

――嗤われることでございます。
見知らぬ人に絶え間なく笑みを浮かべらることは気が狂いそうになるのです。
だから私は――

小説情報 短編 怖い:124 ID:487849南禅寺春宵

ハンコ屋の女主人

就職が決まった大学生の啓太、印鑑を作ろうと訪れた印判店の美しい女主人に誘われ、不覚にも関係を持ってしまう。
しかしその情事を境に自分の意志とは関係なく、毎晩のように印判店へと引き寄せられてしまう身も心もトリコになってしまった啓太。 ズルズルと女主人との関係を続けるうちに見る影もなくやつれ、変わり果てた姿に変わっていく。 親友の助けを借りて一時は呪縛を断ち切ることが出来たかに見えたのだが……
女主人の正体は? トリコになった啓太の運命は? そして最後の戦いに勝利するものは一体だれなのか? 

R15 憑依 死人 経文

小説情報 短編 怖い:0 ID:461693えんどうしょうたろう

赤ん坊の溢れる風景

 子どもの頃。
 テレビのドキュメンタリーかなんかで、島中を覆う蟹の群を見た。
 大量発生した蟹は島中を席巻して、島民は蟹を踏みつぶしながら生活をする。どこもかしこも蟹だらけだから、蟹を踏みつぶさなければどこにもいけないのだ。
 だから、道路は踏みつぶされた蟹で埋め尽くされる。そんな風に、命がゴミのように扱われる光景を、俺は子どもの頃に見た。
 そして、大人になって。
 同じような光景が、俺の目の前に広がっている。
 大量発生した、手のひらサイズの赤ん坊。
 人間の赤ん坊と同じ形をした、異様に小さなそれは、水気のある所から現れて、大繁殖した鼠のように、入り込めるあらゆる場所を占拠する。特に路上の状況は深刻で、道路は赤ん坊で溢れているから、道行く人は赤ん坊を踏みつぶさなければ、どこに行くこともできない。
 だから、人々は路上をハイハイする赤ん坊を踏み潰し、殺す。
 ゴミのように、踏み潰される赤ん坊達。
 街にこだまする『おぎゃあ、おぎゃあ』という鳴き声。
 そんな赤ん坊の溢れる風景を眺めていた俺は、ある些細な出来事を切っ掛けとして、赤ん坊が何処から来るのかを知る事になる――。

微グロ

小説情報 短編 怖い:58 ID:289376たぼ

コンビニの話

【幽霊なんていませんよ……ファンタジーやメルヘンじゃあないんですから】

……という風に考える私ですが、そんな私でも怖い体験はしたことがあります。

といっても若輩者、そういった経験は数回しかありません。

このお話は、そんな体験をもとに創りました。

ホラー物は初めて書きますが、めいいっぱい怖くなるように脚色しましたので、どうぞ涼しくなっていってください。

あぁ、でももし本当に怖くなってしまって、夜眠れなくなってしまったら。

安心してください。

この世に幽霊なんて、いませんよ。

小説情報 短編 怖い:27 ID:149668キノコ飼育委員

天眼のおっぱい星人と腐った幽霊

『おっぱい星人と腐った幽霊』

い、今起こったことをありのままに(略)

引っ越したばっかりの俺んちで女子高生が俺のデニムパンツを頭から被っていた。
しかも俺のパンツをくんかくんかしていた。
さらにまだ開けてもいない段ボールの中身をひっくり返してエロDVDを出して床にぶちまけ、女優さんのおっぱいのサイズ順に並べやがった。

赤羽の風呂トイレエアコンネット付き月二万円の住宅で幽霊と同居することになった大輔くん。
大学に連れて行けとせがむ幽霊。
嫌々大学に行った彼を待ち受けていたのは世にも恐ろしい事件であった。

今年は色々と開き直ってコメディホラーにしました。

Q お前……「コメディ以外も書けます!」って言ってたよな?

A あーあーあーあー! きーこーえーなーいー!!!

ちゃんとホラーしますよ?
たぶん……

残酷な描写あり ハッピーエンド 殺人 超能力 オカルト

小説情報 連載(全6部) 怖い:22 ID:287083藤原ゴンザレス

自殺者の霊

 いわくつきの物件というのはよく耳にするが、いわくつきの職場というのはあまり聞かないのじゃないだろうか。
 僕はプログラマをしている。厳密に言えば、少し違っているのだが、フリーに近い労働形態で、基本的には様々な職場を転々とする感じだ。
 そして僕にその時、臨時で入った仕事は妙に単価が高かった……

 とある妙に単価の高い職場で働き始めた僕。しかし、その職場は
どうにも何かおかしいのだった…… 原因不明でデータが出来たり、バグが発生したり、そして何故か休憩所には、自殺者はヴァンパイアするだとかいった怪しい本が。

社会 シニカル

小説情報 短編 怖い:14 ID:34969百(難しい童話)

お化け屋敷

 文化祭も、今日が二日目だ。
 私たちの高校では、初日がクラス発表で、次の日が模擬店と云うことになっている。
 今日は二日目にして、最終日。模擬店を出す日だ。
 私たちのクラスはお化け屋敷をすることになった。
 もともとこの高校では、文化祭でお化け屋敷をすることが禁止されていた。なんでも昔、出し物の最中に事件が起きたとかで、それ以来禁止になってしまったのだ。事件の内容はよくは知らない。だれかが死んだとか、行方不明になったとかいろいろな噂は聞くが、どれも所詮は噂でしかなく、詳しいことを知る者はもう、この学校にはいないようだった。
 そんな噂で出し物が禁止になってしまうのは合理的でない。そういった私たちのクラスの主張が通り、私たちのクラスはお化け屋敷を開催することができた。
 しかしただのお化け屋敷が、あんな惨劇を生む結果になるとは思いもしなかった。

お化け屋敷 青春

小説情報 短編 怖い:24 ID:188378京介

エアコン

 あれと思ったのは七月になりもうクーラーでも入れようか、などと思ったころである。

エアコンの下に黒い束のようなものがあった。

おかしいな、…おととい掃除をしたのだが。なんてことを考えひょいとそれを持ち上げる。
 「うわっ!」
持った瞬間嫌悪感と言うか、手に絡みつくような感覚があり思わず手を離す。長い髪の毛であった。離した髪の毛は元の場所に戻るようにはらりと落ちていく。確認するようにもう一度見ると、どうやら見た感じ女の髪の毛のようにおもえた。なぜこんなものが落ちているのか?あんなに綺麗にしたのに。私は髪の毛が短いし何より男だ。私のものではない。よくみると所々赤黒く見え、余計に気持ち悪く思えた…

ところで石鹸についてる髪の毛ってなんで気持ち悪いんだろうね?

小説情報 短編 怖い:15 ID:486135わるなこ

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