参加作品一覧
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友達から「LINEの既読無視が多いよね」と言われた。
スマートフォンはポケットに入れたまま歩いていると勝手に電話をかけてしまうこともあるので、そういった些細なミスで既読にしてしまっているのだと思って余り気にしないでいた。
違う日に別の友達から「あれは無くない?」と言われた。
聞いてみると、LINEで友達の相談に私が酷いことを言ったらしい。履歴を確認してみると、確かに辛らつな言葉を投げつけた跡があった。
私の知らない私が、スマートフォンから増殖する。
俺の高校には、ちっぽけな祠がある。
夏休みが始まって数日。
俺達は、うっかり祠の鏡を割ってしまう。
そこから、全てが狂いだした。
部活動のざわめきと、蝉の声が遠くに聞こえる中庭で、俺は例の祠の前に立っていた。
九月に行われる文化祭の、下準備をするためだ。
俺達のクラスは、この高校の七不思議をめぐる、スタンプラリーを出しものにする事が決まっている。
この祠は、そのスタート地点である。
文化祭の成功は、もうひとりの実行委員若葉と、我らがクラスのアイドル、委員長にかかっているだろう。
幼馴染でもある若菜とは、なんだかんだで、幼稚園からの腐れ縁だ。
皆が祠の前に集合した時、それは起こった。
突然、空の無い奇妙な空間に入り込ん でしまった俺達六人。
不気味な黒い影に取り込まれ、ひとり、またひとりと消えていくクラスメイト。
祠に伝わる『七つ歌』の謎を解き、元の世界に戻る事が出来るのか?
全七話構成
七不思議 学校の怪談
きっとここは乙女ゲームの世界に違いない。
実際に私はこのゲームをプレイした事はないけれど、逆ハーレムを築く少女が、まるでアイドルのような生徒会を引きつれているのだし、私の前世の記憶からしたら、普通ではない光景だ。
ただ私は、とある切っ掛けで、逆ハーレムを築く少女に恐ろしさを感じ、ひたすら彼女の本編に巻き込まれない様、彼女達から距離を取る生活を送っていた。
しかしあと少しでこの狂った世界から逃げられると思った3年のクラスメイトには、逆ハーレムの少女がいて、最悪な事に修学旅行のグループが同じになってしまった。
彼女から逃げたいのに、逃げられない。一体私はこのゲームで、どの立ち位置なのか。
ただ言えるのは、きっとここは乙女ゲームの世界――狂った世界――に違いない。
乙女ゲーム? 転生 学校 生徒会
-人は、毎日誰かと何かを取り合って生きている-
私は今、海岸の近くのアパート住んでいる。窓を開けると海岸が一望できる。
私は、或ることがあってからここに移り住んだ。
海岸を見る。
窓からの風が心地良い。何やらにぎやかだ。二人の男が何か騒いでいる。
私は散歩がてら海岸に行ってみることにした。
海岸にはいつの間にか人だかりができていた。何かを見つけたのだろうか。
その時あの声がした。
---美優。俺はここにいる。
私は目を瞑った。風が私の頬を撫でる。あの人だろうか。
あの人は約束を果たしたのかもしれない。
私は人の間をくぐり一番前に来た。そこには一棹のタンスがあった。
複数の警官がタンスの周りをチェックしている。
私はタンスを見た。やはり、あの人は約束を果たしたのだ。
このタンスの中に入っているものが何なのか、私は分かった。
残酷な描写あり 血 猟奇 グロ
俺の友人の一人に菊池という少し変わった男がいる。
こいつは高校時代からの友達なんだが、いわゆる『視える』人というやつで、幽霊なんかを見ることが出来るやつだった。
その菊池が言うには俺は霊媒体質というやつで、霊が集まりやすい体質らしく、しょっちゅう不思議な体験をしている。
そして今から、菊池曰く、幽霊ホイホイの俺こと松岡と、毎回それに巻き込まれる冷静沈着ツンデレメガネの菊池の二人が出会ってきた不思議な体験をお話ししよう。
R15 怪談 俺と菊池
―――これは、死骸のにおいだ。
どうして今になって思い出すのだろう。
それは子供の頃の思い出。両親が離婚して、母と一緒に祖母の家で暮らすようになってからの記憶。
小屋の中に充満する甘く不快なにおい。
ざわざわと音がする。蠢く気配がする。
手元に残ったのは淡い色の玉。
思い出すのは可愛いあの子達のこと。
開けてはいけない。
中を見てはいけないよ。
中を見なければ、あの子は今も可愛いあの子のままだから。
可愛いあの子は何処へ行ったのだろう?
残酷な描写あり 思い出 におい
母親と2人で暮らしている高校生・常田 一樹は、特に代わり映えのしない日常を過ごしていた。しかしその手に現れた覚えの無い謎の御守りを皮切りに起こる、不可思議な既視感と現実。過るのは事故で死んだ亡き父の面影。
そして“それ”は笑う。
「人間って本当に面白くて楽しいねェ、君はそう思わないかい?」
言葉通り、楽しそうに笑うのだ。
果たしてその御守りは“守る”モノか、それとも“喚ぶ”モノか。
「よく覚えておくといい、この世で1番恐ろしいモノを」
R15 残酷な描写あり 御守り 因縁 学生
とある避暑地に山の中腹に隠れるように立派な屋敷があった。
そこに遊びに来ていた高校生グループが、暇を持て余しその屋敷を尋ねてみることにした。
ところがいざたどり着いてみると何かがおかしい。
人一人いない屋敷。
いないどころか、人の気配もしない。
外は大雨。
洋館から出ることもできずに、グループに分かれ中を探すことに。
実は、その屋敷は過去に一家惨殺事件のあった場所。
そして、仲間が次々に事故にあって死んでしまう。
偶然にしてはありえない。
一体なにが原因なのか・・・
残酷な描写あり
一泊二日で六万円の短期アルバイト。体力が必要。
ネットに出ていたこの高額バイト募集広告につられた僕は、応募メールフォームからバイト希望を出し、面接にこぎつけた。
さびれた山村にある研究所で募集主の如月に会い、無事に採用が決まったが、彼はここでの仕事内容については口外しないよう強く釘を刺すのだった。
仕事内容を漏らした場合は、契約違反として全額返金どころか、十倍の金額を返す必要があると言う。
どういう仕事をするのか、如月ははっきり言わず、僕の不安が増す中、彼は「私はホルことが好きでね」と言い放ち、楽しそうに笑っていた。
※そんなに怖くないと思います。(あくまでも当社比^^)
ミステリー要素が入ったちょっとだけヒヤリとするかもしれない物語をお楽しみください。
残酷な描写あり
タッくんはママが大好き、ママもタッくんが大好き…。
旦那と離婚してタッくんを一人で育てる清美(きよみ)、誰が見てもどこにでも居る普通の親子に見えるだろう…。
しかし、この親子には秘密がある。誰にも言えない秘密が…。
タッくんはこんなに可愛いくて、力持ちなんだもの何をしても許される。
お母さんはタッくんの味方…たとえ何をしても…。
タッくんもずっとお母さんの味方でいてくれるよね…。
貴方も親子の秘密を共有してみませんか…。
鳥肌 親子 都市伝説 怖い話 心霊